鏡の前で立ち姿を見たときや、歩いてる時にスラッと足がまっすぐに見えたら嬉しいですよね！「ガニ股」（O脚）になってしまうと膝が開いてしまい見た目や歩き方も不恰好になってしまいます。さらに、関節が歪んでいるので足首や股関節などの周囲の関節や筋肉への負担が大きくなってしまって二次的に他の疾患を引き起こす原因になってしまいます。原因と改善方法を解説していきます。

「ガニ股」（O脚）は変形性膝関節症とも呼ばれていて50歳以上の方では2人に1人の方が発症しています。（2007年東京大学医学部22世紀医療センター発表）特に女性が多く、閉経後のホルモンの乱れや運動不足による筋力の低下が主な原因と考えられます。また、膝のみに原因があるわけではなく、脊柱や骨盤、股関節のバランスに乱れが生じたり、歩行がうまくできていないなど他に根本の原因が隠れていることも少なくありません。長年、幅広い層の患者様を施術してきましたが、最近では20〜30代の方も既に症状が出始めている人が多いと感じます。痛みが出ていないからといって放置してしまうと年齢を重ねるにつれて改善に時間がかかってしまうので、早目に解決していきましょう。

改善法はズバリ「足の使い方」です。ガニ股になっている人の多くが、間違った身体（足）の使い方を脳が覚えてしまっているので正しい動作を再学習さする必要があります。股関節や骨盤などの乱れが原因の場合はアプローチの仕方が変わるので注意してください。今回は自宅で簡単にできるゴムチューブを使った、機能改善と筋力強化を同時に行うエクササイズを紹介します。改善の第一歩として行ってみてください。