・深く呼吸が吸えない

・最近疲れが取れにくい

・睡眠中途中で起きることが増えた

・肩、首こりが気になる

・下痢や便秘になることが多い

・慢性的な冷えが続いている

こんな症状出ていませんか？

これらの症状が当てはまる人は、呼吸が浅くなっている可能性が高いです。「呼吸」は人間が生まれて初めて行う運動で生きていく上では欠かせないものの一つになります。

呼吸は横隔膜やさまざまな筋肉や軟部組織が関係しているため、エラーが起きてしまうと肩こりや腰痛、自律神経の乱れなど身体にさまざまな影響を及ぼしてしまいます。

呼吸について詳しく解説していきます。

呼吸をする際には様々な筋肉や組織が関わっています。主に安静時呼吸をするときに働いているのが、「横隔膜」、「肋間筋」、「腹横筋」で大きく呼吸をする（深呼吸など）「努力呼吸」の際に働くのが「胸鎖乳突筋」、「大胸筋」、「腹斜筋」などがありこれらの筋肉や組織、肋骨がうまく働くことで正しく呼吸を行うことができます。

呼吸が浅くなってしまう原因としてストレスや緊張など心因的な問題もありますが、肋骨が開き横隔膜がうまく働かなくなってしまっていることも多いです。肋骨が開いてしまっている状態を「リブフレア」といい、上記で紹介した呼吸筋の機能を低下させうまく呼吸ができなくなってしまいます。

呼吸が浅くなってしまうと身体が常に緊張した状態が続くため睡眠の質が低下したりストレスや疲れなど自律神経の乱れの原因にもなります。また、横隔膜がうまく働かないため腹圧も低下し腰痛や肩こり、ふらつきの原因にもなってしまいます

自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」の二つの神経がシーソーの関係でコントロールされています。

交感神経が優位になれば身体は覚醒状態になり、エネルギーを消費して身体活動が円滑に進むように作用します。

副交感神経が優位になると身体がリラックスして睡眠の準備や消化吸収の亢進など体にエネルギーを蓄えるような働きをします。

呼吸は吸気が「交感神経」、呼気が「副交感神経」に関係していて、呼吸が浅くなると交感神経が常に優位な状況が続いてしまうため消化吸収がうまくいかなくなって下痢や便秘になったり、睡眠の質が低下し「夢を見る」、「途中で頻繁に起きてしまう」などが起こります。また、常に身体が緊張している状態なので筋肉にも伝わり、首や肩、腰の痛みに繋がってしまいます。

呼吸を正しく行うためにはまず意識的に正しい呼吸ができるようになりことが大切です。意識的に行えるよう身体に差良い学習させ認識させれば、徐々に無意識でも正しく動作できるようになります。

そこで、当院の治療では身体の正しい使い方をご自身の身体で理解してもらうために「運動療法」を取り入れています。マッサージだけではなかなか改善しない症状も原因となる動作から改善していくことで「再発しない身体づくり」をすることができます。