手先や前腕、上腕にしびれがでて悩んでいる方多いと思います。このような症状が出ている方は頸椎に問題があるかもしれません。

・肩を上げ続けると腕がだるくなる

・リュックやショルダーバックを持つと腕がしびれたり冷たくなる

・つり革を持ったり洗濯物を干すときに腕がしびれる

・手先が冷たい、力が入りにくい

このような症状が出ていると「胸郭出口症候群」と呼ばれる疾患の可能性が高くなります。胸郭出口症候群は鎖骨周辺にある、腕の運動や感覚を伝える神経の集まり「腕神経叢」が首の筋肉や鎖骨に圧迫されてしまい、絞扼を起こした結果腕に指令や栄養が行き届かなくなってしまいしびれや冷え、力が入りにくいなどの症状が腕全体に現れてしまう疾患です。それでは、胸郭出口症候群になりやすい人の特徴を解説していきます。

胸郭出口症候群になりやすい人の特徴として「なで肩の女性」と「筋肉を鍛えている男性」、「猫背、ストレートネックの方」になりやすい傾向があります。

胸郭出口症候群には絞扼される部位が何か所かありますが、主に斜角筋という首の前にある筋肉が神経を圧迫してしまっていることが多く、なで肩の女性は肩甲骨が肩の筋肉によって下制してしまい神経の通り道が狭くなるので頻発してしまいます。またトレーニングをしていて筋肉が大きくなることでも同じように絞扼を起こす原因になります。

姿勢が悪くなり「猫背、ストレートネック」になってしまうと、背骨を形成する「頸椎」という骨が前方に突出し、首の前方の空間が狭くなってしまいます。それに加え猫背になるとさらに胸部の空間も狭くなるので余計に症状を悪化してしまいます。

猫背やストレートネックの改善をして姿勢を正しい位置を保てるようにして症状を予防することが大切です。胸郭出口症候群になってしまった時の対策と姿勢の改善の仕方を解説していきます。

胸郭出口症候群は筋肉の疲労をためないことと血流を良くすることが大切です。疲労を感じたときには十分な休息を取り脱力した状態を作りましょう。また血流を改善するために入浴で身体を温め、血流循環を良くしましょう。また重い荷物を長時間持つと肩周りや神経の通り道を圧迫してしまう原因になってしまうので、適度に休憩をしたり回数を分けてものを運ぶなどして対策しましょう。

自宅でできるセルフケアとして、胸の前の筋肉を伸ばしたり肩を多方向の回すなどのストレッチがおすすめです。

これから紹介するエクササイズを日々のルーティーンに取り入れてみてください！