「偏平足」とは、足の裏にある土踏まずのバランスが崩れ足の裏全体が平たくなってしまう状態のことです。本来、足底には「内側」、「外側」、「横」の三つのアーチがあり足の裏にくぼみを構成して歩く、走るなどの時に地面からの衝撃を吸収し調節する作用があります。この3つのアーチになかでも「内側アーチ」がなくなってしまうものを偏平足といいます。偏平足になるとどんな症状が出るのかを解説していきます。

偏平足になると以下の症状を引き起こします。

・足が疲れやすくなる

・うまく重心を支えられずよろける

・ふくらはぎが張りやすく、浮腫やすい

・外反母趾、O脚になる

これらの症状がよく見られます。偏平足は、長期的な慢性痛の原因にもなり膝や大腿部にも歪みや痛みを誘発してしまい症状が悪化してしまうと歩行が困難になってしまうこともあります。原因、改善に繋がる筋肉を見ていきましょう。

偏平足は遺伝の関係で骨格が決まっている人もいますが、共通した原因の筋肉は存在します。主に原因となる筋肉は、「後脛骨筋」、「前脛骨筋」、「長母趾屈筋」、「長趾屈筋」の４つでそのなかでも後脛骨筋の機能不全が最も多いと言われています。これらの筋肉の機能不全を解消することで扁平足の進行を抑制でき、上記の症状の改善や関節の歪みも整えることができます。

自分でできる偏平足セルフ診断を紹介します！自分が偏平足かわからないという方や最近、疲れや浮腫などが気になる方は是非一度確認してみてください。