普段の自分の姿勢が気になったり、周りの人から「姿勢悪いよ」と言われたことありませんか？当院にも「姿勢を改善したい！」、「猫背を治してほしい」という患者様が数多く見られますが、実際に見てみると猫背ではないケースが多々あります。姿勢不良の中にも猫背だけでなく様々なタイプがありそれぞれ特徴や出やすい症状も違ってきます。そこで今回は、ぎっくり腰、ヘルニアになりやすい「スウェイバック」(画像一番右)という姿勢のタイプについて解説していきます。

スウェイバック（後弯平坦型姿勢）の特徴は以下のもので、

・頭部の前方変位

・胸椎が長く後弯している

・骨盤が足よりも前に出てきている

・膝の過伸展

これらの特徴が挙げられます。胸椎が後弯してしまうことで腰部が平坦になりうまく重力や力を分散できなくなってしまい、負担が大きくなってしまうことからぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニアなどの症状につながってしまいます。短縮している筋肉、弱ってしまっている筋肉はどこなのかを理解して改善して行きましょう。

スウェイバック姿勢の短縮しやすい筋肉と弱りやすい筋肉を解説します。

短縮しやすい筋肉

・頚部伸筋群

・大胸筋、小胸筋

・前鋸筋

・ハムストリングス

弱りやすい筋肉

・頚部屈筋群

・僧帽筋（中部、下部）

・脊柱起立筋

・腸腰筋

・大腿直筋

短縮している筋肉はストレッチを、弱りやすい筋肉は意識的にトレーニングをしていくことで改善することができます。弱りやすい筋肉を鍛える方法を２つ紹介します。