腹筋群ってどんな筋肉があるの？

「腹筋」と聞くといわゆる“シックスパック“を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は“腹筋群“は複数の筋肉が層のように重なって体幹を支えています。

• 腹直筋(ふくちょくきん）

  
  

  腹直筋は、お腹の真ん中を縦に走る筋肉で一般的に「シックスパック」と呼ばれる部分にあたります。

  肋骨の下から恥骨まで伸びている薄く大きい筋肉です。

  
  

  【機能】

  ・身体(体幹）を前屈させる

  ・骨盤を後傾させる（腰を丸める）動きにも関与

  ・腰痛予防や体幹の安定、動きの中心となる筋肉です。

  

• 内・外腹斜筋（ふくしゃきん）

  「内腹斜筋」

  内腹斜筋は、骨盤から肋骨に向かって斜め上方向の走る筋肉です。

  左右差が出やすくバランスが悪いと腰痛の原因になることもある。

  
  

  【機能】

  ・同側の回旋

  ・姿勢保持や体幹の安定

  ・腹横筋と協力して腹圧をたかめる

  
  

  「外腹斜筋」

  外腹斜筋は腹部の最も外側にある筋肉で、肋骨から骨盤にかけて斜め下方向に走っています。

  
  

  【機能】

  ・反対側に体幹をひねる（回旋）

  ・同側に体幹を横にたおす（側屈）

  
  

  

• 腹横筋(ふくおうきん）

  腹横筋は腹筋群の中で最も深い部分に位置するインナーマッスルです。

  筋繊維が横方向に走り、“コルセット“のようにお腹全体を包む構造をしています。

  
  

  【機能】

  ・腹圧を高める

  ・内臓を正しい位置に保つ

  ・姿勢を安定させる

  
  

  咳や排便、呼吸などにも関わってきます。

  体幹の土台を作る重要な筋肉で、腰痛改善や日常のパフォーマンス向上につながっていきます。